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コラム
2007/04/01

これだけでは終わらない「ルーメン」と「カンデラパワー」のお話2

labサポート
ルミテック日本
前回からかなり時間が経ってしまいが、「ルーメン」と「カンデラ」の裏話を続けさせていただきます。
弊社も最新カタログの配布を開始したばかりですが、「明るさ」というものを紙面上で表現し、
ユーザーの皆様に理解していただくには、何らかの測定方法とその表示方法が必要なのはよく判ります。
だから、どのメーカーも少しでも大きい数字をカタログに記載できるよう日々努力しています。
しかし、「ルーメン」の測定に関しては、まだまだバラつき大きいのは事実です。
どう見ても明るさが劣るA社のaライト。しかしルーメン表示は当社のbライトより大きい。
当社の測定設備で測定してみると、A社の主張する数値が達成されていない。
これはどうしてなのか。大きな原因は「補正係数」の相違であったり、測定方法の相違であったりします。
光束数「ルーメン」測定において、この「補正係数」は一般的に測定装置である「INTEGRATED SPHERE」に固有のものとなります。
この「INTEGRATED SPHERE」は裸電球の光束数を計測するように補正してあります。
この装置に製品化された懐中電灯を挿入して測定しても、正しい「ルーメン数」は得られません。
残された方法は電球やLEDメーカー公表の定格光束数データを表示するか、
測定誤差は避けられないとしても自社装置での測定をするかの選択になります。
 
ストリームライト社では過去の様々な経験、他社製品との性能比較を経て、
定格電圧でドライブしている電球、LEDライトには光源メーカーの公称値を、
定格以外の電圧でドライブしている光源は自社測定値を使用しています。
 
「自社測定値」というのは自社に取って都合の良い数値を採用しがちです。
私がストリームライト社の技術責任者と交わした情報交換では、
この会社に限っては「自社に取って都合の良い数値」を採用していることは無いように感じられます。
 
しかし、各社独自のやり方で測定していることに変わりはありませんので、
「ルーメン」や「カンデラ」の数値は、あくまで同じメーカー内のライト同士を比較するためだけに使用して、
他社ライトとの比較には「あくまで参考程度」にとどめた方が良いと個人的には感じます。
 
最近のルーメン値アップについて、技術的な裏付けを問い合わせても「再計測、計測法の見直し、
光源メーカー公称値の変更による」的な回答となっていることが、マーケティング的意図を感じざるを得ません。
僅かな数値の高低に一喜一憂するメーカーのマーケティングを尻目に、ユーザーの皆さま、
「明るさ数値は、同ブランドのモデル同士を相対比較するための参考程度に」とお考え下さい。

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