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ファイヤー&レスキュー(消防用)
2017/10/24

STREAMLIGHT ストリームライト 073EMS PROTAC プロタック EMS 救急救命士用小型ライト

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プロタックEMS

いつもルミテック日本のブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。本日ご紹介するストリームライトは救急救命士が携帯するライトとして開発された「PROTAC EMS」をご紹介します。EMSはEmergency Medical Servicesの略。救急救命班のことですね。ズバリ!ストレートな名称ですが、同社の旧プロタック1AAをベースに専用の明るさ、モード設定が施された救急救命専用アイテムになります。ボディカラーも通常のブラックではなく、EMSを象徴する鮮やかなブルーの表面処理が施されています。

救急救命士用ライトとは何か?
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このライトが最も活躍するシーンは瞳孔確認による対光反応観察ではないでしょうか。また、意識の有無や症状の確認、創傷検査でも使用されます。最近のLEDライトは明るすぎて瞳孔確認には向きません。この「プロタックEMS」は至近距離からの瞳孔確認に最適なLowモード3.4ルーメンから必ず点灯して、目にダメージを与えることなく、適切な光で確実に瞳孔確認を行うことができます。ただ単純に「明るくない」ライトではなく、意図的にその明るさが設定されています。また、周辺光が瞳の収縮を起こさない程度に反対の瞳も照らすために共感性収縮の確認も容易です。

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テールスイッチはリバース式で半押しでの点灯も可能です。クリック音がするまで押し込むと任意の明るさが常時点灯します。明るさの切り替えはテールスイッチを軽くタップすることでLow、Med、Hiの順で調光します。最大でも50ルーメンと控えめでランタイムにも優れます。タップした感じは軽く、クリックは確りとした押し感があります。ストリームライトお馴染みの「10タップ」機能はなく、シンプルな操作設定です。
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使用電池は単三電池1本です。全長約100mm、全幅22.9mm、ベゼルは16.5mm。電池込みで重さ65g。軽量かつコンパクト。単三電池のライトとしては標準的サイズで携帯性に優れます。電池はテールキャップを取り外して装填します。付属する鋼製のクリップはダブルクリップになっていて、ベゼルからもテールからもポケット等に挿すことができます。さほど長くはありませんが確りとしたテンションがあり、胸ポケットや内ポケットに挿すにはちょうど良いサイズと重さです。電球時代の製品では2AAA(単四電池2本仕様)が多かったのですが、胸ポケットのサイズを鑑みても1AA(単三電池1本)がベストのように思えます。
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搭載LEDは小さく、リフレクターは鏡面仕上げのスムースリフレクターです。集光性を重視した配光になります。風防レンズは透過性に優れたガラス製です。実際手元を照射すると3.4ルーメンのLowモードであっても4cmくらいの中心光が現れます。ちょうど眼球とその周辺を的確に照らすことが出来ます。照らされている側から見ると3.4ルーメンとは言え、輝度の高いLEDになりますので少々眩しいですが、耐えられないほど眩しいというほどではありません。メーカー公称のカンデラ(眩しさを示す指数)は120cdとなります。
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では、他のストリームライトのLowモードと比べてどれくらい違うか?を調べてみました。同じ単三電池が使えるもので同じPROTACシリーズの1L-1AAとLowモードの明るさを比較して見ました。カンデラは計測できませんが、ルクスでの比較となります。1L-1AAのLowモードは40ルーメン、ルクスで4158。対するEMSは667。1/6の明るさとなります。ルーメンではないので同じような比率にはなりません。計測して他にわかったのは意外とCRI値(演色評価指数)が高かったこと。100が最大で太陽光と同じとなります。演色評価指数は100に近いほど実際の色に近いことを意味します。色温度も5400Kほどなので酷く青白いわけでもなく、いわゆる普通の白色光になります。ただ単に「暗い」モードが付いているだけのLEDライトでは、この減光状態でこの光色を再現するのが難しいのが分かります。
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3段階の調光が出来ますが、Medの10ルーメンはLowモードを少し明るくしたイメージで、外傷検査に最適な光量として設定されています。さすがにHiモードの50ルーメンだと明るさの違いは顕著です。集光された配光になるので、意外と光りは飛びますので少し離れた対象を照らすことが出来ます。ただ、照射範囲は狭いので広く明るく照らせるようなライトではありません。また、LEDが小型なこともあってHiでの点灯はエネルギー効率がそんなに良くありません。Lowモードで40ルーメンと明るさが近い1L-1AAが14時間点灯なのに対して、EMSのHi点灯(50ルーメン)はわずか1.5時間です。Hiでの点灯はあくまでも補助的な機能と考えるのが良いようです。ですが本来の目的である瞳孔検査用のLowモードでは36時間、外傷検査用のMedモードでは14時間のの点灯時間を確保しています。

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「小型で明るいこと」が尊ばれる傾向のある小型ライトですが、明るさを追求するあまり、瞳孔検査や至近距離での外傷検査等など微光モードを主体に使えるライトが近年なくなってきたのも事実です。「プロタックEMS」は現場からの声に応えて誕生した救急医療に特化した高性能ミニライトです。「技術による製造」ではなく「ニーズに合わせた性能」を作り続けるのがストリームライトです。

鮮やかなブルーのボディに刻まれた人命救助の守護神「star of life:命の星」のマーキング。その小さな輝きは尊い人命に関わる厳しい現場に携わる人たちへのはなむけのように見えました。

プロタックEMS

 

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