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STREAMLIGHT ストリームライト 3AA ハズロ ヘッドランプ IEC防爆モデル (レッド)

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3AAハズロ ヘッドランプ IEC防爆モデル(レッド)

ルミテック日本のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。本日ご紹介するストリームライトは3AA ハズロ IEC防爆のヘッドランプです。品名のハズロ(HAZ-LO)とは「Hazardous Location」(危険区域)を意味します。最も規格の厳しい0種場所(常時危険場所)環境で使用できるモデルです。そんな危険な環境下で使用することが想定されており、それに則したデザインと機能を備えています。そんな特殊なヘッドランプ3AA ハズロの詳細をご案内します。

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単三電池3本使用し、ライトユニットとバッテリーボックスが一体となったワンピースモデル。オーソドックスなスタイルでいかにも業務用といった雰囲気があります。ボディは耐衝撃性能を有した強化樹脂製。軽量かつ丈夫な素材を使用しています。また、ヘッドのフェイスキャップのレンズも樹脂製ですが事実上割れることはまずありません。ガラスレンズのようなクリアー感はさほどありませんが、素材の違いによる実用上の不便はなく、落下や衝撃による割れ防止がより重視されています。さらに、レンズ周りにはラバー製の衝撃緩和素材が施されています。

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使用電池はアルカリ単三形乾電池3本。専用のカートリッジに装填して使用します。カートリッジにはU字状の溝があり、本体内部にあるガイドに嵌ります。内部でカートリッジが暴れることも無く、安全にカートリッジを安全かつ確実に保持することが出来ます。

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バッテリーキャップの反対側には防爆認証コードがエンボス加工されております。この製品がIEC防爆であることの証です。
中心付近の小さな穴は、バッテリーケース内の電池がガスを噴出した際に内圧を下げる為のベンチレーターです。万が一の際の機能です。また、穴が開いていても防水性能に影響が無いように設計されています。

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 ヘッドバンドは2種類付属します。
工場出荷状態では写真手前の布ゴムバンドが付いています。バンド幅は約25mm 標準的なものです。センターバンドがあり、頭部に直接または、帽子などの上に装着するものです。もう一つはラバーバンドは表面が滑るヘルメット等への装着に最適。やはり業務用として使用される方が多いので、ラバーバンドは欠かせません。装着を予定する対象に応じて使い分けてください。

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ヘルメットに実際装着して見ますと、ややフロントへビィーに感じます。ライトユニットとバッテリーボックスが前後に分散するセパレートタイプに比べるとバランスは劣ります。単三電池3本は単四電池3本に比べ約34gほど重くなります。僅かな差に思えますが、長時間頭に付ける際には意外とその差を感じます。

ただ、ワンピースモデルがすべての点で劣るという訳ではありません。狭い場所に入って作業や点検をするようなユーザーはセパレートモデルをあまり好みません。理由はバッテリーボックスをぶつけ易く、ケーブルの断線や破損の危険性があるからです。多少前が重くなっても、構造的に丈夫で単純なワンピースモデルに拘るユーザーは意外と多いようです。

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最大120ルーメン。調光機能のないシンプルな設定。

ハズロ3AAには調光機能がありません。ON/OFFのみの簡単な操作方法です。基本的に常時点灯で使用することが想定されており、必要以上に明るい設定にはなっていません。ランタイムは最大で12時間。明るさは経過と共に落ちて行きますが、業務時間内に着けっ放しにしても電池が切れることはありません。

配光は集光された中心光と、その周りに薄い周辺光が発生します。明るさは120ルーメンと昨今の製品と比べると、やや控えめですが、作業をするのに困難な明るさではありません。そして、ルーメンの割りに中心光が強いのは、光源であるLEDが小さく、リフレクターがそれなりに広くて深いからです。もう一つの理由は、そのような配光にする必要があったからです。

ハズロAAが使用される場所は、ガスや蒸気が存在する可能性のある常時危険場所です。そのような空間では集光された中心光軸がその強みを発揮します。以前にもストリームライトの他の製品(ファイアーバルカンLEDサバイバー)でもご紹介しましたが、明るさ、つまり「ルーメン値」以上に煙がある空間では、集光性が重視です。散光系のように周辺光が明るいと空気中のガスや蒸気が媒介となり、ライトの発する光りで、ホワイトアウトしたようになってしまいます。集光性が強い配光は、ルーメン値以上に光りが前に届き、視界を確保することが出来ます。このヘッドランプが常にそのような状況で使われるとも思えませんが、そのような危険区域内では、集光性を重視した配光が正解となります。

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ずんぐりむっくりなオールドスクールな見た目。

ストリームライトからも、スポーティーでスタイリッシュなヘッドランプが、昨年辺りから出て来ています。しかし、ハズロAAは、そんな流行に流されない硬派なデザインです。これぞストリームライトといった感じがします。見た目も大切だとは思いますが、ストリームライトはプロが使うツールという位置づけです。その性能が確実なものであり、安全に使用できることを最も大切にしています。アウトドアショップやホームセンターに並べられているヘッドランプとは、その「本質」が異なります。もちろん、アウトドアや工事用のヘッドランプに比べて優れているという訳でもありません。

ハズロ 3AAは、人命の関わる環境下で「使用が出来る」灯具であるというだけのことです。そして、それが他の何よりも重要な性能と言えるのではないでしょうか。

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