CSR活動
プノンペンのゴミ山2
labサポートカンボジアの首都プノンペンの郊外にはこの町で集められたゴミを集積する通称「ゴミ山」がある。
経済的に恵まれないこの国では、ゴミを焼却するための施設もエネルギー的余裕もない。
全てのゴミはこの「ゴミ山」に集まってくる。
「ゴミ山」はメタンガス、ダイオキシン、その他の有毒ガスと、自然発火、あるいは着火による煙により常にガスっている。
安全衛生状況は最悪の状態。医療機関から破棄された点滴の針や注射器が無造作にゴミに混ざっているために危険極まりない。
ここで毎日ゴミをあさりながら、日々の糧を得る人々がたくさんいる。
このゴミがここにやってくる前には、様々な人々によって「お金になりそうなもの」は既に取り尽くされている。
例えば、旅行客のホテルから出たゴミの場合、「ルームクリーニング」、「ホテルのゴミ集積所の清掃員」、
「ゴミ収集車の作業員」の順に「お金になりそうなもの」は取り尽くされている。
ここであさることの出来るゴミは「ゴミ中のゴミ」。
ここに集まった人々は、この中から少しでもお金になるものを探して生計を立てている。
私も集めている「お金になりそうなもの」を見せてもらったが、生ゴミにまみれた「アルミ缶」とボロボロの「ペットボトル」が主であった。
ガスで霞む彼方には、プノンペンで最高級のホテルが見える。
最上階スイートルームの宿泊料金は、この山でゴミをあさる人々の年収10年分以上となるらしい。
プノンペンの急速な復興と対比的に紹介される事の多い「ゴミ山」だが、そこで働くしかない人々の現状にも、もっとフォーカスしてほしいと感じる。
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