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インダストリアル(産業用)

12年前から存在し、進化し続けるスティンガーLED&ストリオンLED

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STINGER スティンガーLED

STRION ストリオンLED

いつもルミテック日本のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。本日ご紹介するストリームライトは、定番中の定番!スティンガーLEDとストリオンLEDです。どちらも充電式のハンディライトで、LEDモデルが発売される以前からキセノンモデルとしても充電式フラッシュライトのベストセラーとして君臨してきました。ストリームライトの製品はどれも非常に息の長い(廃番になりにくい)モデルが多いのですが、その中でもスティンガーとストリオンシリーズはバージョン違いを含め、多様かつ長寿なシリーズの一つです。

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2013年のUS本国カタログより 40周年を記念した製品年表

キセノンモデルのスティンガーが登場したのが1993年、ストリオンのキセノンモデルが2004年、そして2006年にLEDモデルのスティンガーが発売されています。LEDモデルになってから今年で12年経っていますが、外観上の大きな変更はありません。搭載LEDは度々最新のものにランニングチェンジされ、現在はスティンガーLEDが350ルーメン、ストリオンLEDが260ルーメンとなっています。LEDが光源の主流となってからは、他のメーカーでは毎年のようにモデルチェンジやそれに伴う廃番がありますが、ストリームライトは既存のユーザーを大切に「維持」し続けることを最も重視しています。それは、新鋭のLEDを載せ、明るさのアップや充電池の変更などを謳って「新商品」と言うのではなく、以前から使い続けている製品がすぐに型落ちモデルとなってしまわぬように、また可能であれば必要最小限の費用でアップグレードできるシステムに力を入れています。スティンガーやストリオンシリーズは正にそのような製品です。

 

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両モデルはどちらも充電池をライト本体に装填したまま、専用のチャージャーに掛けて充電します以前はチャージャーもACアダプターもノーマル、急速充電、ピギーバックなど様々な種類がラインナップがありましが、現在のチャージャーは急速充電仕様のみに一本化されています。新チャージャーはマイクロUSBでも充電できるようなり、ACアダプターも100V-240V対応となり海外でも使用できるように着実に進化しました。

現在では充電池をライトから抜いて充電器に電池だけを挿したり、ライト本体にUSBポートがあり、そこにマイクロUSBを直接さして充電する一手間かかるモデルが多くなってきましたが、発売当初よりライトを常に持ち歩くプロの方々にはこの方式が好評です。これは仕事を終えてステーションに戻った際に、壁などに取り付けられた充電器にスナップインするだけで充電できて、出動の際にはそこから持っていくだけというユーザーの利便性を最優先したプロフェッショナルモデルのためです。

マイクロUSBを本体に差し込むのも悪くありませんが、ご存知の通りマイクロUSBには上下があり、暗い場所で脱着をしているとポートをユーザーが破壊してしまう恐れがあります。ライトに充電池を装填したままチャージャーにライトを挿す方式は、どなたでも、簡単且つ安全に充電が出来る方式です。

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スティンガーLEDとストリオンLEDでは似て非なる部分があります。どちらも充電式で片手で操作できるライトですが、充電池の種類、サイズ、そしてスイッチボタンの位置が異なります。

まず、電池種が異なります。スティンガーLEDはその前身であるスティンガーと同じく専用のNiCdバッテリーまたはNiMHバッテリーを使用します。懐中電灯の電源としてニッカドバッテリーって最近聞かないですよね?理由はニッケル水素充電池または、リチウムイオン充電池に置き換わっているからです。ニッカドバッテリーはそれに含まれるカドミウムが有害であると言われ、欧州を中心にその使用が禁じられており、適切な処分を行わないと環境負荷が高い電池であると言われています。しかし、必ずしもマイナスな面ばかりではありません。特に比較的安価で安全である点、航空輸送危険品として指定されていない点、また放電能力に優れている点は明るく光るフラッシュライトに適した特性と言えます。繰り返し充電に因る充電容量の低下は否めませんが、トータル500から1000回の繰り返し充電回数は、今日でも充分に優れた特性だと思います。経験上の話ですが、10年前の使われていないニッカド充電池でも数回の繰り返し充放電をすることで復活したことがあります。

 

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対するストリオンは専用のリチウムイオン充電池が使用されています。リチウムイオン充電池は急速充電に適していて、優れた放電能力も持ちます。自然放電が少なく、寒冷地でも性能が落ちないなど非常に優れた特徴を持ちます。しかし、過放電に弱く、一度過放電を起こすと使用回数の如何に関わらず再充電出来なくなります。日々業務等で使用するユーザーであれば、過放電に陥る可能性が少ないと思いますが、個人携帯でたまにしか充電しない方は注意が必要です。ストリオンのリチウムイオン充電池には過放電の防止機能が内蔵されていて、「最後の一滴」を使い切らないように制御されています。

基本的にスティンガーもストリオンも充電チャージャーに挿しっ放しにしておいて問題はありません。充電が完了すると自動的に給電がストップしますので、常にフルチャージに近い状態でスタンバイできます。

それぞれ良さがあり、特徴があります。ユーザーにとってどちらが自分の業務に向いているか?また、想定される運用環境に適しているか?などご検討いただくのがよろしいかと思います。

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スイッチの位置はボディの長さと関係します。スティンガーLEDは全長214mm、それなりにサイズがあるのでバトンを握るように順手で握るタイプなので、スイッチの位置はヘッド部にあり、親指で押し易いデザインをしています。

対するストリオンLEDは、テールエンドキャップタイプ、ボディサイズは全長150mm。わずか64mm程度の違いと思われるかもしれませんが、実際に手にしてみるとボディの太さも細く、ストリオンLEDの方がはるかにコンパクトに感じられます。ストリオンは逆手で構えて目線の高さで照射しやすくなっています。今でこそテールスイッチモデルのライトは珍しくありませんが、発売当時はまだまだ珍しく、一部のタクティカルライトのみに採用されていました。

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スティンガーLEDは順手に握るだけでなく、逆手にしても持ちやすいです。持ち方を変えることで使い方が異なります。順手で持つと地面から近い高さになるので、路面を照らし易くなり、手首の動きだけで柔軟に照らす方向を変える事ができます。対して逆手に持つと目線と同じ位置になり、ユーザーの視界をそのまま照らすことが出来ます。難点としては、逆手のまま構え続けると腕が疲れます。ですので、通常は順手でもって行動し、必要に応じて逆手に持ち変えるといった感じで使います。なお、ボディを肩に乗せると割りと楽に使えます。もっとボディの長いウルトラスティンガーLEDなどはそのようにして使うと非常に楽だと感じます。

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スティンガーLED Hiモード 350ルーメンの屋外照射

どちらのライトもリフレクターで集光して光りを飛ばします。鋭く集光された中心光が明るく、その周辺にワイド光が発生します。手前から遠くまで過不足なく照らします。明るさの調整や、オートストロボ(自動点滅)機能など、用途に応じた使い分けも出来ます。

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初期照度の維持とランタイム

昨今のライトはトップの明るさ(ルーメン値)が非常に高く、そこからググっと半分くらいまで明るさが落ちて、そこで明るさを維持し、しばらくして暗くなるモデルが多いです。これは、セールス的に「一番上の明るさ」と「ランタイムの長さ」を謳う上で非常に優れた作り方です。しかし、スタンダードモデルのスティンガーLEDとストリオンLEDは殆ど初期照度から明るさが落ちません。明るさの最大値がさほど突出して明るくない為、初期照度の維持に優れます。その為、スペックだけを見ると新鋭モデルに比べ、見劣りを感じてしまうこともありますが、実際に使ってみると「全然、明るさが変らない」と驚かれるはずです。

これがスティンガーLEDとストリオンLEDの強みです。現場で実際に使っている人にとっては「業務に支障のない程度の明るさ」が維持できれば「何ルーメン」であっても関係はないはずです。最初にライトを導入する時点では、どうしてもルーメン値が気になってしまうところですが、重要なのは「使えるか、使えないか」であって「ルーメン値が大きいか、否か」ではありません。

スティンガーLEDやストリオンLEDの性能は「現場の声」を形にしたものであり、「テクノロジーの産物」ではありません。長い歴史の中で形や使い勝手を変えないのも、それが正解だからです。LEDが進化するに従ってライト本体もその性能を変えざる得ない状況になることもあるでしょう。しかし、それでもこの2モデルは今後もストリームライト製品の中核となる製品であることに間違いありません。

STINGER スティンガーLED

STRION ストリオンLED

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