STREAMLIGHT ストリームライト 054P ENDURO PRO エンデューロプロ LED ヘッドランプ
ルミテック日本Aエンデューロ プロ
ルミテック日本のブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。本日ご紹介するストリームライトの新商品はヘッドランプ「エンデューロ プロ (054P ENDURO PRO)」です。ストリームライトには「エンデューロ (054V ENDURO)」という帽子のツバなどにも付けられる軽量小型のヘッドランプがありましたが、それとはまた異なる性能と機能を持った全く新しいモデルになります。
使用電池は単四形乾電池 3本使用。手の平にスッポリと収まるほどコンパクト。重量は乾電池込みでも100gを下回ります。軽量かつ薄型で頭部に装着した際も首に対する負担が少なく、長時間の作業でのストレスを軽減します。従来の防爆性能をメインとしたハズロ等に比べるとかなり小さく、そしてスタイリッシュな印象です。ボディそのものは黒く、付属のセイフティーイエローのフェイスプレート(ジャケット)を被せることでより視認性の高いボディーカラーに変更出来ます。ジャケットは本体の保護にも多少寄与しますが、主な目的としては「目立たせる」ことです。作業現場や工具箱の中など目立つ色合いが好まれますが、人によっては「ブラック」が好きな人もいらっしゃいますので、好みで装着して頂ければよろしいかと思います。
特徴的なレンズ部
このモデルには光源が3種付いています。一番大きなレンズは「SPOT」、その上の細かなハニカム状のレンズが「FLOOD」(拡散)、FLOODの両サイドにあるのが「NIGHT VISION」(赤色光)になります。通常は最も明るいSPOTをメインに使われるかも知れませんが、状況や作業内容に応じてフレキシブルに使用する光源を変えることができます。しかも、「良く使う光源」は固定化させることが出来ます。最後に使用したLEDを記憶していて、次回はそのLEDから点灯するようにメモリーされます。
スイッチは頭頂部にあります。
スイッチカバーはボディに対して突出していません。どちらかと言えばフラット。頭部に装着した際にその位置が分かり難いのではないかと思いましたが、スイッチカバーが大きく、その周辺にタッピングされたような細かな凹凸があり、指がそこに触れると「スイッチあった」と認識することが出来るので、さほど不自由は感じませんでした。スイッチボタンのカバーがフラットなのは運搬中の誤点灯や使用中の誤操作を防ぐ目的です。
それでは実際の操作方法についてご紹介します。
工場出荷状態ではボディ頭頂部になるスイッチを1回押すとスポットLowが点灯、続けて押すとMed、Hi、消灯の順でサイクルします。同じ明るさで5秒以上連続点灯した後スイッチを1回プッシュすると消灯するインスタントオフスイッチが採用されております。
SPOT(集光)とFLOOD(拡散の違い)
点灯LED種を変更するには何れかのLEDが点灯している状態で約2秒長押しすると次の光源に変ります。スポット→拡散→赤色→スポットの順にサイクルします。何れかの状態で消灯するとそのLED種が記憶され、次回点灯時は消灯前のLED種で点灯を開始します。例えば、手元作業が多く近くを広く照らしたユーザーは散光モードに設定しておけば常に「FLOOD」から点灯させることが出来ます。
赤色メインのユーザーといえば陸上自衛官、キャンパー、天体観測マニア。
エンデューロプロの赤色灯はとても暗いです。2段階調光がありますが最大でも1ルーメンありません。しかも先述の通り、予め赤色灯モードに設定しておけば誤動作させて明るい白色を点灯させることがありません。常に暗い赤色灯のみで作動させることが出来ます。非常にニッチなニーズかも知れませんが、他にこのような暗い赤色灯を搭載したヘッドランプはアウトドアメーカーの製品を見渡しても意外と少ないと思います。
ランタイムの推移はダラッと長め
初期照度を維持するようなリチウム乾電池や充電池を使用したモデルに比べて初期照度の維持を優先していません。使用電池が単四乾電池ということもあって、あえてあまり多くのスペックを詰め込みすぎないようです。SPOTモードでは最大200ルーメンですが、明るさが落ちるのも早めです。対してFLOODモードであれば最大でも135ルーメンなので明るさの低下は緩やかに感じました。手元を作業する時は長時間点灯させる可能性もありるので、このような設定になっているものと思われます。
ボディはポリカーボネート熱可塑性プラスチックを使用し、丈夫で軽く、落下衝撃性能は2mを誇ります。照射システムも従来のリフレクターではなく、レンズを使用していますので薄型でスタイリッシュです。スポーツ、アウトドア用と言われてもその見た目もスタイルも全く違和感がありません。実際、このモデルは防爆認証を持ったモデルではありません。非常に汎用性に優れていて幅広いユーザーへ提案していける製品です。ストリームライトのヘッドランプとしては手頃な価格帯であることも大きな魅力の一つです。