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コラム

【コラム】防災庁発足と「光」の備え:生存確率を上げる究極の事前防災とは

皆様、こんにちは。 ルミテック日本公式ブログ、ライティング担当のHATTAです。

先日(2026年11月2日)、政府の新たな災害対応の司令塔として「防災庁」が発足し、これまでの事後対応から「事前防災」へと明確に舵が切られました。これを機に、防災士の資格を持つ弊社代表の視点も交えながら、皆様の身近にある「光」の備えについて、少し根本的なお話をさせてください。

■ 災害=ランタンという「思い込み」の死角
防災用品を見直そうと考えたとき、真っ先に「ランタン」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。過去の震災以降、停電対策=ランタンというイメージは、半ばステレオタイプとして定着しています。

しかし、大地震の発災直後や、近年多発する水災において、そのステレオタイプは時として致命的な死角を生みます。ランタンは空間全体を照らす「待避」のための光であり、「迫り来る危険から逃れるための行動(避難)」には適していないからです。

例えば、大地震による深夜のブラックアウト。倒れた家具や割れたガラスが散乱する室内で、ぼんやりとしたランタンの光では足元の鋭利な破片を見分けることは困難です。瓦礫を避け、安全な一歩を踏み出すためには、自分の意思と視線に連動して的確に危険を察知する、指向性の高い「フラッシュライト(光の束)」が不可欠なのです。

夜間の豪雨の中を避難する水災時も同様です。拡散する光は雨粒に乱反射してホワイトアウトを起こしますが、鋭い光の束なら分厚い雨のカーテンを貫き、冠水して見えない側溝やフタの開いたマンホールを的確に捉えることができます。命を守るための行動には、意志を持った光が必要になります。

■ スマホのライトで十分か?「生存確率」を上げるために
日常において、スマートフォンのライト機能は本当に役立ちます。手軽で常に手元にあるため、明かりは「それで済ませてしまう」という人が大半でしょう。

しかし、どんなに小さなフラッシュライトであっても、スマホ「以外」に専用のライトを携行している人は驚くほど少ないのが現実です。これまで幾多の凄惨な災害を目にしてきたり、実際に被災された方もいらっしゃるはずなのに、社会全体の「ライトの携行率」は驚くほど低いままです。

ライトを持っていたからといって、それだけで命が救われるわけではありません。しかし、暗闇の中でパニックを防ぎ、安全な行動を選択するための「生き延びる確率を上げるアイテム」であることは確かな事実です。情報収集と通信の命綱であるスマホのバッテリーを温存するという意味でも、独立した「光の確保」は生死を分ける重要なポイントになります。

■ 自分の頭で考え、「防災の世界観」を構築する
防災において本当に大切なのは、漠然とした「防災意識」を高めることではありません。各自がご自身の生活圏における「防災の世界観」をリアルに想像し、それにフィットした道具を少しずつでも実際に揃えていくことです。

世の中には「これさえあれば大丈夫」という謳い文句が溢れていますが、私はそうしたビジネスへの誘導を信用しません。都市部のオフィスで働く人、車での移動がメインの人、私のように街灯一つない真の暗闇の中で活動する人間。直面するリスクもライフスタイルも全員違うからです。

防災士の資格を持つ弊社代表も、この点を何より重視しています。防災士の考え方の根幹にあるのは「自助」、つまり自分の命は自分で守るという姿勢です。自分で考え、選ぶ。これが極めて重要です。買ったものを誰かに話したり、SNSでことさらに表明したりする必要もありません。むしろ、そうやって一つの正解を声高に語る人の意見は鵜呑みにしない方が賢明です。

自分の頭で考え、自分の世界観を構築し、納得したモノを揃えていく。その地道な過程を経て初めて、自分自身の思い描く強靭な「防災の仕組み」が出来上がります。だからこそ、必ずしも私たちが扱うストリームライトの製品である必要はないのです。他メーカーのライトであっても、ご自身の思い描く世界観に最もフィットするものを選ぶことが何より大切です。

■ 備えを「趣味」にするという最強の仕組み
極限の暗闇で「必ず光る」状態を維持するためには、ライト本体の耐久性以上に、「電源は何を選ぶか」「日頃どのようにバッテリーを管理・運用するか」というリアルな想定が問われます。

しかし、それを「防災の義務」として深刻に捉える必要はありません。むしろ、道具を考え、揃える過程を「楽しみ」や「趣味」にしてしまえば良いのです。

例えば、登山やキャンプが好きな方なら、愛用のタフなアウトドアギアがそのまま最良のサバイバルツールになります。ミリタリーテイストやメカニカルな道具に惹かれる方なら、その趣味の延長で集めたタクティカルギアが、いざという時に自分と家族を守る盾になるでしょう。防災という漠然とした意識に縛られるのではなく、ご自身が心から納得し、持っているだけで気分が上がるアイテムを選ぶこと。その指向こそが、結果として最も無理がなく、実用的な各人の「防災の世界観」を形作ります。

■ あなたの世界観にストリームライトは響くか
防災士が代表を務める会社だからこそ、私たちがお届けするストリームライトも「これさえ買えば防災は完璧」という野暮な宣伝文句で語るつもりはありません。

ただ、航空機の整備現場や過酷なフィールドで選ばれる「確実性」にロマンを感じる方。あるいは、いざという時に身近な単三電池も使えるマルチフューエル機能など、実践的でシビアな電源運用システムに魅力を感じる方。もしあなたの思い描く世界観にこのブランドの哲学がカチリとハマるのであれば、ストリームライトはこれ以上なく頼もしく、心踊る相棒になるはずです。

防災庁の発足を機に、「備えなければならない」という肩の力を少し抜き、ご自身の趣味や好みに最高にフィットするギアを探すところから、あなただけの防災の仕組みづくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。